交通新聞社 電子版

JR東日本など83社が特典  Miles Japanが新サービス「Miles」スタート

2021.10.22
ためたマイルでニューデイズのカウンターコーヒーと交換する様子(Miles Japan提供)

Miles Japan(東京都渋谷区)は20日、徒歩や交通機関などでの移動に応じてマイルがたまり、商品やサービスなどへの交換や寄付などに活用できる米国発のマイレージアプリ「Miles(マイルズ)」を日本国内でスタートした。JR東日本グループや日本航空(JAL)グループなどパートナー企業83社の108の特典やサービスなどと交換できるほか、寄付なども可能。徒歩やランニングなど環境に優しい移動手段にはより多くのマイルを付与する仕組みで、持続可能な社会づくりに貢献する。

 Milesをスマートフォンにインストールし、位置情報の取得を許可するとAI(人工知能)が移動手段を自動判定し、世界中どこでも1㍄(約1・609㌔)の移動に対して1マイルのポイントが自動で付与される。移動手段が車の場合の1倍に対し、車の相乗りは2倍、電車、バス、船、スキーは3倍、自転車は5倍、徒歩とランニングは10倍が付与される。飛行機は0・1倍となる。

 ためたマイルは、▽商品やサービスなどの特典やギフトカードなどへの交換▽商品やサービスなどを獲得できる抽選への参加▽寄付――の3パターンで活用できる。

 交換は、JR東日本グループが通販サイト「JRE MALL」の5000円以上の利用で1000円割引クーポン(150マイル)、シェアオフィス事業「STATION WORK」の30分無料クーポン(同)、ニューデイズ「EKI na CAFE」の緑茶やカウンターコーヒーの無料引き換え(各500マイル)などを提供する。

 JALグループは、空港宅配サービス料金が1個最大400円割引(250マイル)、海外用Wi―Fiレンタルの通信料20%割引と安心補償料無料(同)などを用意。このほか、ファミリーマートのコーヒー無料引き換えクーポン(500マイル)や、ミスターミニットの靴修理・靴みがき20%割引(300マイル)などとなっている。

 これらの必要マイル数は、いずれも月間ステータスが「シルバー」の場合。このほか「ゴールド」「プラチナ」の3段階があり、毎月の移動距離や特典交換数に従って翌月のステータスが決まる。

 抽選の商品は、Hulu(フールー)見放題の5カ月分のプリペイドコードや、サンリオキャラクターと1対1のオンライングリーティングなどで、1口10マイル、最高100口までの応募が可能。寄付は、あいおいニッセイ同和損保の森林保全活動や、アニマル・ドネーションの動物保護活動、日本赤十字社の人道支援活動などのメニューを用意している。

 また、一定期間内に指定の移動手段で一定距離を複数回移動すると特典が提供される「チャレンジ」を随時実施。自治体との連携も進め、スタート時に連携協定を結んだ渋谷区とは、清掃活動の参加者へボーナスマイルを付与する取り組みなどを行う。

 米国のMilesは2019年3月に開始。現在、登録ユーザーは20~40代前半を中心に約140万人を超え、累積利用マイルは50億マイルを超える規模に成長している。

検索キーワード:シェアオフィス

87件見つかりました。

21〜40件を表示

<

>