JR東日本・西武プロパティーズなど 軽井沢ワーケーション施設きょう開業
JR東日本と西武プロパティーズ、野村不動産はきょう29日、北陸新幹線軽井沢駅南側のプリンスグランドリゾート軽井沢内「軽井沢・プリンスショッピングプラザ」に、3社が共同で展開するワーケーション施設「Karuizawa Prince The Workation Core(軽井沢プリンス・ザ・ワーケーション・コア)」を開業する。都心でのシェアオフィスの利用シーンと軽井沢(長野県)のリゾートステイにおける接点の核となる場所と位置付け、リゾートでの新しいライフスタイルを提案。リゾートワーケーションのさらなる発展につなげる。
JR東日本と西武ホールディングスは昨年12月、新たなライフスタイルの創造と地方創生に向けて包括的連携を行うと発表。その一環として、国内屈指のリゾート地である軽井沢エリアなどを舞台に、ワーケーションの浸透拡大を図る取り組みを次々と進めている。
施設は約500平方㍍の広さに、軽井沢でのリゾートライフを満喫しながら集中して仕事ができる環境を整備。モニターやプリンター、文房具、除菌用品などを備える。利用対象は西武グループの「SEIBU PRINCE CLUB」のほか、同グループ「emiffice(エミフィス)」、野村不動産「H1T」、JR東日本「STATION WORK」の各シェアオフィスサービスの会員で、受け付けはウェブ予約。
景色を楽しめるオープンスペース35席(15分275円)、ボックス席5席とブース席8席(同各330円)、完全個室のルーム席9席(同385円)などに加え、5人用サークル席(同825円)や4人用・6人用会議室(同825円、1100円)、テレフォンブースを設けた。VIPラウンジは一部顧客のみ利用可。
共用スペースのテラス席はペット同伴で利用できる。併設のカフェはコーヒーのほか、軽井沢ならではのスイーツなどを販売。施設利用者以外でも注文、土産品の購入が可能。ビジネスだけでなく、休憩や新幹線の待ち時間での利用も想定する。
営業時間は8~20時。カフェとテラス席は4~10月が9~18時、11~3月が10~17時。
開業前の27日には報道向け内覧会が開かれ、上野彰久西武プロパティーズ社長、井戸規昭野村不動産執行役員、三輪美恵JR東日本執行役員・事業創造本部部長が出席。上野社長は「3社が共同で展開し、軽井沢にふさわしい高品質かつ利便性の高い快適な空間を提供する。ニューノーマルなスタイルが求められる変革の中、ニーズを先回りした提案を引き続き行っていく」と抱負を語った。
井戸執行役員は「ワーク・ライフ・バランスの充実を図るとともに、施設のにぎわいに期待したい」、三輪執行役員は「周辺リゾート施設や地域とのつながりを持ちながら、新しい働き方、暮らし方をサポートしていく。軽井沢をワーケーションの重要拠点として盛り上げていきたい」と述べた。
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