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JR東日本 ワ―ケーション推進策を展開 企業向けパッケージ「JRE Workation Pass」販売

2022.06.16
㊤「JRE Workation Pass」のロゴマーク㊦新幹線往復チケットを使った利用イメージ」(いずれもJR東日本提供)

 ウェルビーイング向上地方創生への貢献も

 JR東日本は7月1日から12月23日まで、新幹線や宿泊、ワークスペースなどを繰り返し利用できる企業向けのパッケージ商品「JRE Workation Pass」を販売する。時間と場所にとらわれない新しい働き方や暮らし方の「ワーケーション」を一層推進。企業の人的資本経営の推進や分散型社会の実現、関係人口の創出を通じて、企業・人・地域社会の「Well-being(ウェルビーイング)」(=身体的、精神的、社会的に良好な状態)の向上や地方創生への貢献を目指す。

 同社グループは、グループ経営ビジョン「変革2027」の「ヒトを起点とした価値・サービスの創造」を、ウェルビーイングの概念と結び付けた取り組みを推進。利用者の期待と地域社会の発展に貢献する企業グループとして持続的な成長を目指している。

 JRE Workation Passは、仙台(JR東日本ホテルズのホテルメトロポリタン仙台イースト利用)、軽井沢(軽井沢プリンスホテル利用)、那須(那須高原TOWAピュアコテージ利用)の3コースを設定。価格は仙台コースが1口200万円(サービス料込み)、軽井沢、那須の両コースはそれぞれ同100万円(同)。

 1口当たりの基本商品は、「繰り返し利用できるコンテンツ」として、新幹線往復チケット100回分、宿泊用の宿チケット30回分、シェアオフィス事業「STATION WORK」の150時間の利用をはじめ、駅レンタカー割引、バイタルデータ計測ツールなどを提供する。

 宿チケットは、1部屋の利用に複数枚が必要な場合がある。食体験や環境学習、スポーツ、ものづくりなど、地域と触れ合う各種体験メニュー(一部有料)も用意している。

 「参加型コンテンツ」では、視野を広げる機会となる有識者の講演会(3回)や異業種交流会(同)なども開催する。

 同社や自治体、参加企業、コンテンツ提供事業者などの連携により、ワーケーションの機運醸成や導入の課 題解決、コンテンツ開発や商品造成などを推進。ワーケーションの一層の浸透を図る。

 利用 期間は7月25日から来年1月24日まで(土曜日・休日と最繁忙期などは除く)。同社通販サイト「JRE MALL」で販売する。購入には法人会員登録が必要。

 このほか、同社グループの日本ホテルが運営するメトロポリタンホテルズ12施設を対象に、列車と宿を自由に組み合わせて24時間滞在が可能なワーケーションに最適な個人商品を「びゅうトラベル」のウェブサイトで販売している。館内利用券などの期間限定特典もある。

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