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JR東海 「第33回オールJR東海安全推進会議」

2023.11.08
「安全最優先の行動の実践に向けたチーム作り」をテーマにした会議(JR東海提供)

 JR東海は10月25日、静岡市のホテルアソシア静岡で「第33回オールJR東海安全推進会議」を開催した。同社や関係会社の幹部、安全担当関係者ら計約250人が出席。「安全最優先の行動の実践に向けたチーム作り」をテーマに、事例報告、特別講演などを通じて、課題や方針を共有化して具体的な行動につなげる。

 開催に当たり、丹羽俊介社長は「当社は経営体力の再強化に取り組んでおり、従来のやり方にとらわれることなく、進化・変革にチャレンジすることが必要だが、最も重要な『安全の確保』についても同様。常に新しい発想を持ち、安全をもっと高めるための新しいやり方を求めていく姿勢が大切。引き続き、安全を最優先に安定輸送の確保を、共に推進していくようお願いする」とあいさつした。

 安全統括管理者である鈴木広士副社長は「鉄道現場の作業には、乗務員のような『一人作業』と、複数人による『チーム作業』がある。個人のレベルアップに加えて、リーダーシップの発揮やチーム内の一体感醸成など、チーム力を強化することでさらなる安全を実現したい。本日の事例を参考に、各社の部門、職場においても取り組みを推進してほしい」と呼び掛けた。

 事例報告では、東京修繕車両所、関係会社から新幹線メンテナンス東海、名工建設、新生テクノスがそれぞれチーム力向上などの発表を行った。続いて井上陽一執行役員・安全対策部長が、テーマに沿って「チームのあるべき姿と実現するためのポイント」を解説し、理解を深めた。

 特別講演では東京消防庁消防学校の江原浩仁副校長が、同庁の安全推進の取り組みと人材育成について紹介した。

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