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JRグループ旅客6社 「福岡・大分DC」概要発表

2024.02.21
共同会見した(右から)古宮社長、服部知事、佐藤知事

 「イチ推し」企画で各種ツアー 食、温泉、文化など魅力発信

 JR九州と福岡、大分両県は19日、福岡市内のホテルで共同会見を開き、JRグループ旅客6社と両県が4~6月に開催する大型観光キャンペーン「福岡・大分デスティネーションキャンペーン」(福岡・大分DC)の概要を発表した。「至福の旅!大吉の旅!福岡・大分」をキャッチコピーに、両県が誇る食や温泉、文化などの魅力を全国に発信する。

 キャンペーン期間は4月1日~6月30日。両県の観光素材や特別企画、イベント情報を満載した公式ガイドブック「福岡・大分Walker」を約45万部製作し、全国のJR主要駅や旅行会社などで配布する。

 DC開催に先駆け、3月1~31日には「おもてなし」の一文字ずつと観光素材を組み合わせた5連張りポスターを全国JR主要駅に掲出。昨年6月に開設した専用ホームページでは観光情報を随時更新中。交通新聞社の月刊誌「旅の手帖」など各種媒体でもDCの情報を発信する。

 期間中の主な取り組みでは、両県がそれぞれお薦めする「イチ推し」企画を実施。福岡県は、各地域のグルメや自然が楽しめる県内発着のバスツアー「よかバス」を50コース計300本以上用意。大分県は芸術・文化をテーマに、アーティスト作品を県内各地に展示、カルチャーツアーなどを行う。

 JR九州は、DCに合わせて久大線経由の博多―別府間に投入する新D&S(観光)列車「かんぱち・いちろく」の魅力をPR。人気の「ゆふいんの森」「36ぷらす3」に乗る鉄道の旅の楽しさもプロモーションする。

 DC開幕を飾る特別企画として、関西・中国発の4月6日出発1泊2日ツアー「日本旅行往路団体貸切列車オープニング記念号で福岡・大分の旅」(日本旅行主催)などを設定。5月には「36ぷらす3」の貸切運行(クラブツーリズム主催)も行われる。

 共同会見では、服部誠太郎福岡県知事、佐藤樹一郎大分県知事、古宮洋二社長がそれぞれあいさつ。服部知事は「『よかバス』で福岡ならではの魅力を味わってほしい」、佐藤知事は「大分の魅力を全国、世界に発信できるチャンス。各自治体としっかり連携して取り組みたい」と期待を述べた。

 続いて、古宮社長が「JR九州では4月から9月までの6カ月間、独自の観光キャンペーンを行い、DC以降も引き続き福岡、大分への誘客を図っていく」と意欲を語った後、「かんぱち・いちろく」の概要を説明した。

 この後、両県の担当者がそれぞれDCのトピックス、JR九州の三浦基路執行役員・鉄道事業本部営業部長が同社オリジナル観光キャンペーンの内容を紹介した。

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