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JRグループ4社 「大阪・関西万博」機運盛り上げ ラッピング新幹線運転開始

2024.04.16
㊤出発合図を行う吉井駅長(左)と加藤駅長㊦テープカットするミャクミャクとJR4社の交通系ICカードのキャラクター

 東海道、山陽、九州、北陸で

 JR東日本、JR東海、JR西日本、JR九州の4社は13日、開催1年前となった「2025年日本国際博覧会」(大阪・関西万博)の機運をより一層盛り上げようと、「大阪・関西万博ラッピング新幹線」の運行を各新幹線で開始した。運行区間は、東海道・山陽新幹線東京―博多間、山陽・九州新幹線新大阪―鹿児島中央間、北陸新幹線東京―敦賀間で、使用車両はJR西日本所属の3編成、JR東海所属の1編成。ラッピング新幹線は敦賀から東京、新大阪などを経て鹿児島中央まで計2000㌔以上を走行し、全国的な機運の盛り上げを図る。

 ラッピング新幹線は、ドア横に大阪・関西万博のロゴマークや公式キャラクター「ミャクミャク」などのデザインが施されている。

 使用車両は、東海道・山陽新幹線N700系(16両1編成、JR西日本所属)、東海道・山陽新幹線N700S(同、JR東海所属)、山陽・九州新幹線N700系(8両1編成、JR西日本所属)、北陸新幹線W7系(12両1編成、同)。期間は万博の会期終了まで。

 同日、JR西日本では博多駅12番線ホーム、敦賀駅13番線ホームで出発式、新大阪駅20番線ホームで報道公開を行ったほか、大阪駅・大阪ステーションシティ「アトリウム広場」でラッピング新幹線運行開始記念イベントを開催した。

 このうち、博多駅12番線ホームではラッピング列車のN700系「のぞみ24号」が出発した後、同じくラッピングされた山陽・九州新幹線「さくら550号」の出発式を開催。JR西日本の吉井彰浩駅長とJR九州の加藤邦忠駅長がそろって合図を送り、列車が新大阪に向けて出発した。

 式後、吉井駅長は「ちょうど開催1年前にラッピング列車の運行を開始し、大阪・関西万博を盛り上げていく大きな原動力になる」、加藤駅長は「万博を機に九州にも多くのお客さまに足を運んでいただけるよう、しっかり準備したい」と話した。

 また、新大阪駅の報道公開では、JR西日本の綿島崇倫地域まちづくり本部交通まちづくり戦略部万博プロジェクト推進室担当課長が、JR東日本、JR東海、JR九州の協力に対して謝意を表した上で、「新幹線のネットワークで万博の機運を広げていければ」と述べた。

 記念イベントは、「ミャクミャク」と、JR東日本の「Suicaのペンギン」、JR東海の「TOICAのひよこ」、JR西日本の「カモノハシのイコちゃん」、JR九州のSUGOCAキャラクター「カエルくん」の各交通系ICカードキャラクターがテープカットを行い、運行開始を祝った。会場では、各キャラクターとの記念撮影会やJR東日本、JR西日本、JR九州のグッズ販売が行われた。

 このほか、JR東海も同日に東京駅15番線ホームでラッピング新幹線の報道公開を実施した。

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