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鉄道・運輸機構 新小樽駅デザイン推薦書を受領

2024.04.08

 鉄道建設・運輸施設整備支援機構は3月28日、北海道新幹線(新函館北斗―札幌間)建設事業で整備する新駅「新小樽(仮称)」について、地元の北海道小樽市に提案した駅デザイン素案3案の中から、A案「歴史の継承~小樽の歴史と懐かしさを後世に受け継ぐ品格のある駅~」を支持するデザイン推薦書を同市から受領した。今後はこれを基に実施設計を進める。

 同機構では2022年5月に、同市からデザインコンセプト「浪漫が薫る 温もりと心地よさを感じる駅~まちの記憶を未来へ~」を受領。これを基に、発注先のJR東日本建築設計と連携してデザイン案を検討し、昨年10月に三つの案を提示した。同市は市民アンケートなどを実施して、最も支持のあったA案を選定。付帯意見として外観や内部についての要望も伝えた。

 同日は迫俊哉市長が札幌市の同機構北海道新幹線建設局を訪れ、長谷川正明局長に推薦書を手渡した。長谷川局長は「小樽市民の期待に応えられるよう、A案を基に詳細設計をしっかりと進めていきたい。付帯意見も可能な限り実現するように努力していく」と述べた。

推薦案の前に並ぶ長谷川局長(左)と迫市長

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