交通新聞社 電子版

墨滴 7月8日付

2024.07.08

 JR東日本高崎駅で今月から、地元・群馬県のキャラクター「ぐんまちゃん」の装飾を駅舎東口壁面やエントランスから、ホームの駅名標、自動改札機までさまざまな場所にあしらった「ぐんまちゃん高崎駅ジャック」イベントがスタートした。31日まで▼ぐんまちゃんの人気にあやかるとともに、ぐんまちゃんの活動30周年、同駅開業140周年の節目に合わせてにぎわいの創出を図ろうと、JR東日本高崎支社が県に提案して実現した▼イベントでは、装飾に加えて「ぐんまちゃん駅」特別案内放送なども行われている。今後は上越線、信越線で「SLぐんまちゃん号」の運行も計画。「いろいろな所でぐんまちゃんを身近に感じて、楽しんでほしい」と同社担当者▼同駅周辺のグループ会社の駅ビル、店舗でもプレゼント企画などを実施中。ホテルメトロポリタン高崎内のレストランが2014年から提供する「ぐんまちゃんカレー」も存在感を放つが、見た目のかわいらしさだけでなく、県産のマイタケ、レタス、コンニャクなどを使用したこだわりの一品という。1日10食限定▼〝群馬県の宣伝部長〟である「ぐんまちゃん」の使命と、地域と共に歩む同支社が目指すところには重なる部分も多くあるはず。これからの地域振興に向けた取り組みのステップにもなってほしい。

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