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JR東日本 東北新幹線福島―白石蔵王間 エンジンオイルの油漏れ 故障原因などを発表

2024.04.09

 JR東日本は5日、今月2日に東北新幹線福島―白石蔵王間の下り線で発生した保守用車両(確認車、R600型)のエンジン部故障によるエンジンオイルの油漏れについて、故障原因などを発表した。

 2日5時5分ごろ、同区間で保守用車両の油圧低下アラームが作動し、エンジンオイルの漏れが判明。同車両は予備エンジンを使用して保守基地に収容した後、漏油箇所約16・5㌔のレールを拭き取る作業を行い、12時30分に同新幹線全線で運転を再開した。

 当該車両では、エンジンに付属して稼働するコンプレッサー内のボルトが初期不良により損傷。ボルトで締結していた部品がコンプレッサー内部に脱落し、コンプレッサーが内部から破損したことでエンジンオイルが漏れたと推定されるとした。

 今後の対応として、修理が完了するまで当該車両の使用を中止に。さらに、同社が使用していた同形24台(当該車両を除く)の使用を中止にした上で、コンプレッサーのボルトの状態を7日までに確認、異常がなければ使用を再開する。

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