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JR東日本など 「モビリティ連携によるウェルネス・サイクルツーリズムの産官学実証」を実施

2024.05.16
飯山駅で貸し出すE―BIKEのイメージ(JR東日本提供)

 JR東日本とジェイアール東日本企画(jeki)、長野県、同県飯山市、国立高等専門学校機構長野工業高等専門学校工学科都市デザイン系轟研究室、奈良県立医科大学MBT研究所は18、19、22、25、26日、6月1、2日の計7日間、同市内で「モビリティ連携によるウェルネス・サイクルツーリズム産官学実証」を行う。

 JR東日本が設立した、移動と空間価値の向上を目指す場を生み出すオープンイノベーションのプラットフォーム「WaaS共創コンソーシアム」の取り組みの一環。産官学連携での地域共創を目指す。

 実証では、首都圏から新幹線を利用した日帰りサイクル観光客を想定し、期間中に計30~40人のモニターが参加。北陸新幹線・飯山線飯山駅でE―BIKE(電動アシスト自転車)を貸し出すほか、飯山線飯山―森宮野原間で運行中のサイクルトレインに合わせ、同―上境間と沿線の観光地を結ぶサイクルバスを各日2往復程度運行して有用性を検証する。

 また、モニターには地域通貨に見立てた地域クーポンを配布。ウェルネスサイクル体験と地域通貨チケットの連携モデルについても検証する。

 22日はモニターがウエアラブル端末を装着し、東京―飯山間の新幹線での移動中やE―BIKEなどによる周遊など、フィールドワークを通じたバイタルデータを収集。飯山駅周辺で開催するワークショップでデータの変化を定性的・定量的に分析するほか、参加者の意見や気づきを集約・議論し、移動や交通とウェルビーイングとの因果関係について理解を深める。

 実証を通して、世界各地で需要が高まるウェルネスツーリズムの要素をサイクルツーリズムに付加し、地域消費額の増加や関係人口創出への寄与などについて検証する。

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