京急 24年度鉄道事業設備投資計画
京浜急行電鉄の本年度鉄道事業設備投資計画は過去最大の324億円(前年度計画295億円)。さらなる安全対策や、ユニバーサルで快適な輸送サービスの提供を推進する。
このうち、さらなる安全対策の強化には約167億円。品川駅付近(泉岳寺―新馬場間)や大師線の連続立体交差事業、車内防犯カメラ設置、踏切安全対策強化、耐震補強やのり面補強などの自然災害対策を進める。
ユニバーサルで快適な輸送サービスの提供は約87億円。ホームドア設置は26年度にかけて横須賀中央など24駅と京急川崎駅3番線で予定。品川と穴守稲荷には固定柵を設置する。
駅改良工事は、神奈川新町(エレベーター、エスカレーター新設)、花月総持寺(耐震補強、トイレ新設、コンコースリニューアル)を実施。車両更新工事は、1000形8両1編成、4両2編成のフリースペース設置などを行う。
環境負荷低減に向けた取り組みは約6億円で、駅・車両の照明設備LED化、回生電力貯蔵装置更新など。将来の成長に向けた投資は約64億円で、羽田空港第1・第2ターミナル駅引き上げ線新設工事、泉岳寺駅改良工事を推進。遠隔操作とカメラ付き通話対応可能な駅務機器とシステムの導入拡大、クレジットカードタッチ決済対応に向けた自動改札機の更新なども進める。
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