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京王 京王多摩川駅前で開発計画 土地区画整理事業に着手

2024.07.12
㊤街区内のイメージ㊦改良後の京王多摩川駅イメージ(京王電鉄提供)

 道路・公園整備、住宅など3棟建設

 京王電鉄は、相模原線京王多摩川駅前(東京都調布市)で開発を進めている「(仮称)京王多摩川開発プロジェクト」で、今月から「京王多摩川駅周辺地区土地区画整理事業 基盤整備工事」に着手する。広場や歩行者空間を整備するほか、集合住宅、商業店舗、保育園、事務所、調布市福祉施設などで構成するA棟、B棟、C棟の計3棟を建設。「住み継がれる、暮らし継がれる街」を目指して、新たなまちづくりに取り組む。

 同プロジェクトは、2021年に営業終了した旧京王フローラルガーデンアンジェ跡地などを含む駅前の敷地約2・8㌶で土地区画整理事業を実施。道路新設や既存道路の拡幅、公園、集合住宅などを整備する。

 共同企画パートナーは、住宅やオフィスの企画・運営を手掛ける同社グループのリビタ、全体デザインを仲建築設計スタジオが監修する。土地区画整理事業については、今年3月に東京都の事業認可を受けた。

 建物はA、B、Cの3棟を計画。このうち、駅に近いB棟は鉄筋コンクリート造り10階建て、延べ床面積約2万7100平方㍍で、3~10階に賃貸住宅(214戸)、1階に保育園や店舗、2、3階に市の医療ステーション、福祉センターが入る。着工は25年5月ごろ、開業は27年7月ごろを予定する。

 C棟は鉄筋コンクリート造り12階建て、延べ床面積約2万3100平方㍍で、分譲住宅(264戸)が入る。着工は25年9月ごろ、開業は27年12月ごろを予定。A棟については未定としている。

駅改良工事も

 開発に合わせて、京王多摩川駅も改良工事を実施。エレベーターの大型化やトイレ改修、ホームドア整備に合わせた段差縮小などを行う。竣工(しゅんこう)は27年3月ごろの予定。

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