東京メトロ 青山一丁目駅で混雑状況表示
東京地下鉄(東京メトロ)は今月中旬以降、号車ごとのリアルタイム混雑状況を半蔵門線青山一丁目駅渋谷方面行きホームのディスプレーに表示し、乗車時の行動変容の効果を検証する実証実験を行う。来年3月末ごろまでの予定。
国土交通省が募集していた混雑緩和による利用者利便・サービス水準向上などを目指す取り組みの一環。半蔵門線永田町駅ホームにデプスカメラを設置して各車両内を撮影。撮影した奥行き情報を持つ画像を解析し、「次に到着する列車の混雑状況」として1駅先の青山一丁目駅のホームドアのディスプレーに号車別に色分け表示することで、利用者が次に来る列車の中で空いている号車を把握し、待機位置を選択できる。
昨年度に東西線高田馬場駅で撮影、早稲田駅で表示を行い一定の効果が見られたことから、今回は乗り換えを含めてより多くの人が利用する青山一丁目駅で、ディスプレー台数を約2倍にして実施する。
混雑状況表示により、利用者の乗車時の行動がどのように変容するのかを検証。今後、表示場所やタイミングなどを検討の上、情報提供やサービス向上に活用していく。
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