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名鉄 「バーチャル名鉄名古屋ステーション」オープン 「DJブース」で放送体験も

2023.08.24
「DJブース案内体験」のイメージ(名古屋鉄道提供)

 名古屋鉄道はあす25日12時から、メタバース(仮想空間)上に「バーチャル名 鉄名古屋ステーション」をオープンする。同社のメタバース活用は初めて。名鉄名古屋駅を高 精細に再現したリアルなメタバース内で、自身の分身となるアバターを操 作して複数のコンテンツが体 験できる。9月3日24時まで。

 同社では、新たな事業領域の開拓や先端技術を活用した取り組みを推進する中で、従来の利用者だけでなく、全国の鉄道ファン向けにメタバースを活用した取り組みの検証を行う。体験を通じて意見を募集、集約し、メタバースの可能性を探りながら、新たな価値を提供できるよう活用を進めていく。

 今回の取り組みは、Windowsのパソコンのみに対応。同社ホームページ内に公式ウェブサイトを設け、メタバースプラットフォーム「Planeta」内特設ワールドで開催する。26、27日には一般向け体験会を名鉄百貨店本店(名古屋市)の「TSUTAYA BOOKSTORE 名鉄名古屋」で実施する。13~18時(受け付け終了17時30分)。

 コンテンツは、測量技術を活用したデータ取得で、同駅と1200系、3500系電車を再現。ホームや設置物、迫力ある電車の入線などにこだわった。

 体験メニューは3種類。通称「DJブース」と呼ばれ、同駅の複雑な列車案内を係員が肉声で放送する運転室での案内アナウンスに挑戦できるほか、「迷駅(めいえき)」とも称される駅構内を探索して同社にまつわる小 話を収集したり、ライブラリースペースでかつての同 駅や車両の秘蔵写真を見学できる。

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