指定席 JR東日本・西山洋輔氏
JR東日本建設部門の魅力を発信するユーチューブチャンネル「JR東日本YouTu部」の〝部長〟ことJR東日本東京建設プロジェクトマネジメントオフィス(PMO)企画戦略ユニット(企画戦略・DX)主任
西山洋輔(にしやま・ようすけ)氏
主務は人財戦略で、新入社員や階層別の研修の企画・運営などを担当。その傍ら建設部門のさまざまな部署から集まったメンバーで企画構成や撮影、編集などを実施し、YouTubeを活用して建設部門の魅力を発信。今年に入り、ようやく活動が評価され、「土木広報大賞2023」映像メディア部門の優秀部門賞を受賞した。
建設部門のユーチューブチャンネル自体は21年からあったが、当時はほとんど動画が更新されることはなかった。そんな状況を「自ら変えたい、長期にわたる鉄道建設プロジェクトの魅力や現場の裏側について利用者に知ってもらいたい」と、22年11月に3人で同部を立ち上げ、活動を本格化させた。
現在の東京建設PMOにおける〝部員〟は14人だが、動画企画に携わるのは設立メンバーの3人。しかも撮影、編集のほとんどを行うのは部長だけというから驚きだ。
人にフォーカスを当てたいという思いから生まれたシリーズ「挑戦の物語」。第2弾の新宿駅改良プロジェクトは「完全セルフプロデュース」で、企画から撮影、演出、編集まで社員直轄で手掛けた。自身もこの工事に3年間携わっていたこともあり、思い入れは強い。撮影から編集まで1週間で完成させ、4月17日の商業施設「イイトルミネ」開業に合わせて公開した。
今月1日現在、メイン動画62本、ショート動画29本を公開。登録者は1万2000人まで伸び、収益化も果たした。「『JR東日本のYouTubeといったらこのチャンネル』に育てたい」。一番の目標は登録者10万人。コラボレーション、部員、共に絶賛募集中だ。(相川 夏子記者)
略歴 2014年4月JR東日本入社。上信越建設PMO(旧上信越工事事務所)での新幹線近接工事、東京建設PMO(旧東京工事事務所)での新宿駅改良工事などを経て22年4月から現職。新潟県三条市出身。34歳。
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