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JR東北本部・新潟支社など 「山形県春の観光キャンペーン」の概要発表

2024.02.06
キャンペーンの成功を誓う三林本部長(左から2人目)、吉村知事(同3人目)、國井会長(同5人目)ら

 JR東日本東北本部と新潟支社、やまがた観光キャンペーン推進協議会の3者は2日、今年4月1日~6月30日に展開する「山形県春の観光キャンペーン」の概要を発表した。同県エリア単独での春の観光キャンペーン開催は6年ぶり。「心ほどけるやまがた」をキャッチコピーに、春の山形で地元の人のつながりや地域の本物に触れ、本当の自分を見つけられる旅を提案する。

 鉄道関連のトピックでは、3月16日のダイヤ改正でE8系山形新幹線新型車両がデビューし、奥羽線・左沢線の計21駅にSuicaを導入。「リゾートあすなろ」(HB―E300系2両編成)をリニューアルした新観光列車「SATONO(さとの)」が4月6日にデビューする。

 また、6が二つ並んだ形がサクランボに見えることから、同県などが6月6日を「山形さくらんぼの日」としており、今年(令和6年)は「6」が三つ並ぶ「さくらんぼの年」と位置付け。来年はサクランボ栽培150周年を迎える。

 キャンペーンは、「美食・美酒」「温泉」「自然」「歴史・文化」「祭り」「田舎暮らし」の六つのテーマで〝心ほどける〟企画を展開。美食では、午前中にサクランボなど県産フルーツを使ったさまざまなパフェを楽しむ「朝パフェやまがた」などを展開する。

 サクランボのシーズンには、団体臨時列車「E8系春満喫さくらんぼ号」(6月15日、東京―山形間)や、「さくらんぼSATONO」(6月15、16、22、23、29、30日、山形―左沢間)を運転。「海里」(新潟―酒田間)の車内では、サクランボを使用した期間限定メニューを提供する。

 このほか、六つのテーマごとに多彩なイベントを実施し、臨時列車や旅行商品を企画。首都圏や新潟から山形へ向け、「新幹線eチケット(トクだ値スペシャル21)」や、羽越線特急「いなほ」で「特急トクだ値スペシャル21」を設定する。

 同日は山形市のホテルメトロポリタン山形で共同記者発表が行われ、吉村美栄子同県知事、三林宏幸JR東日本執行役員・東北本部長・同本部鉄道事業部長、國井英夫同協議会会長らが出席。

 吉村知事は「今回のキャンペーンをきっかけに、多くのお客さまが本県の魅力に触れて、何度でも訪れていただくことで、観光がこれまで以上に元気になることを願っている」とあいさつ。

 三林本部長は「期間中は特別な列車やイベントを用意し、山形県の皆さまと一緒に春の山形の魅力を発信していく。4月12~18日にはシニア会員組織『大人の休日倶楽部』のテレビCM『やまがた出羽百観音篇』を放送するほか、主要駅にはポスターを掲出する。ぜひ現地に足を運んでいただきたい」と述べた。

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