JR九州など 空飛ぶクルマ 九州エリア運航に向け連携協定
JR九州と、「空飛ぶクルマ」の開発などを手掛けるSkyDrive(スカイドライブ、愛知県豊田市)は4日、空飛ぶクルマの九州エリアでの運航に向けて連携協定を締結した。まちづくりや沿線観光地への誘客などの視点から、事業化の可能性を検討する。
空飛ぶクルマは、次世代の空の移動手段として各国で開発が進んでいる。スカイドライブが開発した機体は、電動の3人乗り(操縦士を含む)で垂直離着陸ができ、航続距離15~40㌔。小型軽量で離着陸場所を確保しやすいなどの特徴があり、将来の遠隔操縦・自動運転も視野に入れている。来年4月開幕の大阪・関西万博では、乗客なしのデモ運航を予定する。
今回の連携では、▽展開地域▽ビジネスモデル▽オペレーションの概要▽ビジネスモデルにおける各当事者の役割▽想定される需要と収益予測――を中心に検討。JR九州が持つ鉄道駅や商業施設などを活用した運航ルート開設を目指す。具体的なルートや運航開始時期は未定。
同日は東京都内で共同会見が行われ、古宮洋二JR九州社長と福澤知浩スカイドライブCEOが出席。福澤CEOは鉄道会社との連携について、「移動とまちづくり、観光を手掛けており、社会受容性の観点からも一番組みたい相手」と説明。「九州はポテンシャルの大きなエリアであり、JR九州と共に快適で日常的な空の旅を実現したい」と述べた。
古宮社長は「空飛ぶクルマは、鉄道とも船とも違う全く新しい乗り物であり、観光、ビジネス、物流、離島からの通勤通学などいろいろな可能性がある。どんなことができるのか、制約なく考えていきたい。空という鉄道や船とは異なる角度から九州を見られるのも大きな財産になる」と期待を表明した。
検索キーワード:自動運転
119件見つかりました。
41〜60件を表示
-
2024.06.05 政府・省庁・鉄道運輸機構 予定・計画・施策
国交省 「地域の公共交通リ・デザイン実現会議」とりまとめを公表
地域を4類型化し対応促す 関係省庁が共同で指針、通知 国土交通省は5月31日、「地域の公共交通リ・デザイン実現会議」(議長・斉藤鉄夫国土交通大臣)のとりまとめ
-
2024.05.31 運輸関連団体 会合・催事
日本鉄道車輌工業会 定時総会・理事会 新会長に西山氏
日本鉄道車輌工業会の2024年度定時総会・臨時理事会が24日、東京・池袋のホテルメトロポリタンで開かれた。
-
2024.05.31 その他業種分類 予定・計画・施策
日本信号 中期経営計画「Realize―EV100」を策定
日本信号は、2028年の設立100周年に向けた5カ年の中期経営計画「Realize―EV100」を策定した。
-
2024.05.29 バス・タクシー 予定・計画・施策
京浜急行バス・東急バス・東急 共同で自動運転の実証実験
京浜急行バスと東急バス、東急は28日から、3社共同で自動運転の実証実験を実施している。バス事業者が連携して自動運転の共同実証実験を行うのは初めて。
-
-
2024.05.16 民鉄・公営・三セク 予定・計画・施策
東武 「東武グループ中期経営計画2024~2027」を策定
持続的成長実現へ 長期ビジョン見直し 東武鉄道は、本年度から4カ年の「東武グループ中期経営計画2024~2027」を策定した。
-
2024.05.16 民鉄・公営・三セク 予定・計画・施策
東武 24年度の鉄道事業設備投資計画
新技術導入などに403億円 東武鉄道は、本年度の鉄道事業設備投資計画を発表した。投資総額は403億円(前年度計画377億円)。
-
2024.04.16 その他業種分類 記録・調査・統計
月間日誌 24年3月
【国土交通省関係】 国土交通省が「地方鉄道向け無線式列車制御システム技術評価検討会」の第7回会合を省内とオンラインで開催=開発成果として「中間とりまとめ」を公
-
-
2024.04.02 JR九州 予定・計画・施策
JR九州 青柳会長、古宮社長が訓示 24年度スタートで
【JR九州】 青柳俊彦会長、古宮洋二社長は1日、本社会議室で役員、幹部社員ら約220人を前に年度初の訓示を行った。
-
-
2024.03.29 運輸関連団体 式典・表彰
第49回「交通図書賞」の表彰式
交通協力会主催、交通新聞社共催、日本交通協会協賛、交通経済研究所後援による2023年度の第49回「交通図書賞」の表彰式が27日、東京・丸の内の日本交通協会大会