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東京メトロなど 「鉄道ワークショップ2024~モーターの仕組みと変化~」を開催

2024.08.01
綾瀬車両基地内で記念撮影する高校生クラスの参加者

 東京地下鉄(東京メトロ)と東京大学生産技術研究所(東京都目黒区)は7月24日、中学生と高校生を対象にした「鉄道ワークショップ2024~モーターの仕組みと変化~」を開催した。両者が連携して次世代を担う人材を育成することを目的に、講座テーマを変えて夏休み期間に毎年実施しているもので、今回で第10弾を迎えた。

 中学生クラスは約4倍、高校生クラスは約3倍の応募倍率で、課題作文による選考を突破した中学生21人、高校生22人が参加。大半は首都圏在住者だが、中には愛知、岡山、奈良、鹿児島など遠方から参加した生徒もいた。

 このうち高校生クラスは、午前中に同研究所柏キャンパス(千葉県柏市)で「動力装置の仕組みと進展」に関する講義とディスカッションを行った後、東京メトロの綾瀬車両基地へ移動。車両基地の概要や車両の制御装置、主電動機の進歩に関するレクチャーを受け、基地の工場内を見学した。

 修了式では証書が手渡されたほか、同社社員やメンバー同士の親睦を深める交流会も行われた。参加者からは「普段経験できないことができて有意義な時間だった」などの声があった。

 同研究所の酒井雄也准教授(持続性建築材料工学)は「学校で普段習っていることが、実社会でどのように役立っているかを感じてもらうことで勉強により身が入り、将来的には理系の道へ興味を持ってもらえれば」と話した。

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