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北大阪急行電鉄 南北線延伸区間(千里中央-箕面萱野間)が開業

2024.03.26
テープカットする内芝社長(中央)ら

 北大阪急行電鉄(北急)南北線の延伸区間(千里中央―箕面萱野間、2・5㌔)が23日に開業した。同社と大阪府箕面市が整備主体となり建設を進めていたもので、大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)御堂筋線と相互直通運転を実施している同線が北に延び、箕面エリアから大阪都心部へ直接アクセスが可能となった。

 延伸区間は、2014年3月に同社と同市、大阪府、阪急電鉄の関係4者間で事業化に向けた基本合意に至り、17年1月から工事が進められていた。線路延長2・5㌔のうち、トンネル区間が1・7㌔、高架区間0・8㌔。総事業費は約874億円。新駅は、箕面船場阪大前と箕面萱野の2駅。箕面萱野から御堂筋線新大阪までの最速所要時間は19分。

 開業に先立ち、20日に同市内で開業記念式典が開催され、上島一彦市長、内芝伸一同社社長、来賓の國場幸之助国土交通副大臣、吉村洋文大阪府知事、嶋田泰夫阪急電鉄社長らが出席。テープカットやくす玉開花、同区間の試乗が行われた。

 開業日の23日は、箕面萱野駅ホームでなかもず方面行き一番列車の出発式が行われ、内芝社長、岩元仁常務、田中裕介駅長ら関係者が出席。

 内芝社長は「多くの人の思い、これまでの尽力、期待に応えるためにも、経営陣、従業員が一丸となって安全・安心・快適な輸送サービスを提供し、地域社会に貢献することを改めて誓う」とあいさつ。テープカットに続き、田中駅長が出発合図を行い、列車を送り出した。

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