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JR東海生涯学習財団 山口蓬春記念館 生誕130周年記念特別展「山口蓬春と福島」を開催

2023.11.01
福島の風景を描いた作品「山湖」(松岡美術館蔵)=JR東海提供=

 JR東海生涯学習財団が運営する山口蓬春記念館(神奈川県葉山町)は、日本画家・山口蓬春の生誕130周年記念特別展「山口蓬春と福島」を開催している。26日まで。

 山口蓬春(1893~1971年)は、伝統的日本画を探求する一方で、西洋画の技法を採り入れるなど、独自の新日本画の世界を築いたとされ、1965年に文化勲章を受章。中でも福島県内の自然を題材にした作品が多く、東北地方に先祖を持つことへの思いを表現したともいわれる。

 特別展では、蓬春が福島で取材した作品を中心に展示。裏磐梯の風景を描いた「山湖」「青沼新秋」、飯坂温泉周辺で梨の大木を写生した「春」など、自然美を描いた作品が並ぶ。このほか、西欧近代絵画の影響が顕著で「蓬春モダニズム」と称された傑作の数々を鑑賞できる。

 関連イベントでは、会期中の毎週金曜日に学芸員の解説、11、12日に呈茶会(要予約)が行われる。入館時間9時30分~15時30分。月曜日休館。入館料600円、高校生以下は無料。JR横須賀線逗子駅または京浜急行電鉄逗子線逗子・葉山駅から京浜急行バスで約20分、三ケ丘・神奈川県立近代美術館前下車、徒歩2分。

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