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JR東日本不動産投資顧問 「総武線レジデンスファンド」の運用開始

2024.05.15

 JR東日本不動産投資顧問(JAM)は9日、賃貸住宅の「クラシアム飯田橋」(東京都新宿区)、「ブランシエスタ両国」(同墨田区)、「レジデンス東中野ガーデン」(同中野区)の3物件について、「合同会社JREASTファンド第7号(総武線レジデンスファンド)」として外部マーケットから直接相対により取得したと発表した。同社のファンド事業では9件目で、資産規模は100億円超。4月9日に運用を開始している。

 同ファンドの組成に当たり、JR東日本、JR東日本ビルディングをはじめ、京浜急行電鉄、相鉄不動産、横浜銀行などを投資家として招聘(しょうへい)するなど、鉄道会社を母体としたアセットマネジメント会社の強みを発揮。レンダー(調達先金融機関)も、みずほ銀行と横浜銀行をシニアレンダー、千葉銀行をメザニンレンダーとするレンダーフォーメーションを組んでいる。

 同ファンドの運用開始に伴い、JAMは2021年4月の設立から約3年間で、リート事業のJR東日本プライベートリート投資法人と、ファンド事業で既に運用中の私募ファンド8件を合わせた全体の運用資産規模は2400億円を超える見通し。アセットマネジメント事業の展開により、JR東日本グループの「回転型ビジネスモデル」の一層の推進に貢献し、早期の運用資産規模4000億円の到達を目指す。

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