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京急 100%再エネ由来電力での運転開始 4月から

2024.02.09

 京浜急行電鉄は4月1日から、全線で運行に使用する電力を100%再生可能エネルギー由来の電力に置き換え、実質的に二酸化炭素(CO2)排出量ゼロで運転する。

 同社は、2021年8月から空港線の運転電力、昨年6月から久里浜線6駅の業務用電力を実質CO2排出量ゼロの電力に切り替えている。久里浜線の6駅については「エキトモでんき」として、東京電力エナジーパートナーの「再エネ企業応援プラン」を通じ、同社管轄エリアの家庭用太陽光発電の余剰電力に含まれる「環境価値」を買い取り、構内照明などに使用している。

 今回、「エキトモでんき」分を除く鉄道関係の運転用電力・業務用電力に、非化石証書を活用した同社電力「グリーンベーシックプラン」を充当。全線で再エネ由来100%電力での運転を開始する。

 年間で約10万㌧(一般家庭3万9000世帯分)のCO2削減を想定。グループのカーボンニュートラル実現に向けた温室効果ガス排出量削減の中間目標では、30年度末30%減(19年度比)を掲げるが、24年度には約55%削減を達成できる見通しとなる。

 鉄道全線での再エネ100%由来電力での運転は、東急電鉄、西武鉄道でも行われている。

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