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京急など 「三浦半島地域における脱炭素化及び地域課題の解決に向けた連携協定」を締結

2023.10.26
協定書を掲げる(右から)川俣社長、黒岩知事、北野社長

 京浜急行電鉄と神奈川県、モビリティー事業などを手掛けるサンオータス(横浜市)の3者は24日、「三浦半島地域における脱炭素化及び地域課題の解決に向けた連携協定」を締結した。神奈川県版脱炭素モデル地域に設定されている三浦半島で、小型EV(電気自動車)や電動キックボードといった電動モビリティーの設置拡大、MaaS(マース)の利用促進を進め、地域脱炭素化の推進を図る。

 連携事項は、地域脱炭素の推進に向けた電動モビリティーの普及促進と災害時における活用に関することで、渋滞解消や関係人口の増加、地域経済の活性化、災害対策の強化など、地域課題の解決に資する取り組みを相互に連携して実施する。

 京急は観光型MaaS「三浦COCOON(コクーン)」を通じた普及への取り組みと地域でのMaaSのさらなる利活用の検討、サンオータスは電動モビリティーとコンテナ式充電ガレージの貸与や安全な利用に関する講習といった普及啓発、県は連携事項に関する市町との連携・調整などをそれぞれ担う。

 同日は横浜市の県庁本庁舎で協定締結式が行われ、黒岩祐治同県知事、川俣幸宏京急社長、北野俊サンオータス社長が出席。

 黒岩知事は「社会課題の解決を県と民間企業が一体になって取り組むことは大きな力になる」とあいさつ。川俣社長は「今回の協定をきっかけに三浦半島がより一層活性化され、たくさんの方にお越しいただきたい」、北野社長は「県民の皆さまに新たな移動手段を提供して、先進的なロールモデルをつくりたい」とそれぞれ抱負を述べた。

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