墨滴 8月5日付
「ドクターイエロー」引退へ――。6月の発表時には各種メディアが大きく報じた。営業用以外の鉄道車両が世間一般の注目をこれだけ浴びるのはまれだろう。人々の間にその存在は広く知られているが、目にする機会は少ない▼通称の「ドクターイエロー」が一般にも定着した新幹線電気軌道総合試験車。JR東海所属のT4編成とJR西日本所属のT5編成が交互に、約10日に一度の頻度で東海道・山陽新幹線の電気、軌道設備の状態を検測している。JR東海のホームページでも「新幹線のお医者さん」「黄色い新幹線」として紹介されている▼T4編成が来年1月、T5編成が2027年以降に検測走行を終える。車両の老朽化が理由の一つだが、〝後継車両〟は製造しない。今後はN700Sが検測機器を搭載して、ドクターイエローが担ってきた検測を引き継ぐ。営業車で検測が可能になるためだ▼両新幹線開業時から続く専用車両での検測が終わる。先月には、黄色の表紙でおなじみの職業別電話帳「タウンページ」の発行を26年3月に終了するという発表があった。スマートフォンの普及が大きいという▼鉄道と電話という社会インフラで、長年にわたり役割を果たしてきた「黄色」の引退には、時代の節目を感じる。JR東海ではドクターイエローの引退を受け、体験乗車イベントなどを通じて、レアな車両に触れる機会を設ける。
検索キーワード:JR西日本
1,519件見つかりました。
101〜120件を表示
-
2024.09.26 JR西日本 予定・計画・施策
JR西日本 下関総合車両所一般公開イベント「鉄道ふれあいフェスタ2024」
JR西日本は10月19日、下関総合車両所の一般公開イベント「鉄道ふれあいフェスタ2024」を開催する。
-
2024.09.26 その他業種分類 記録・調査・統計
ウイークリー・メモ 24年9月16~22日
◇9月16日(月) ◇17日(火)=JR東日本が同社グループとして、国際連合が提唱する「国連グローバル・コンパクト(UNGC)」に賛同する署名を行い、8月13
-
2024.09.25 JR西日本 営業・事業・車両
JR西日本 秋の「みまさかスローライフ列車」運行へ
JR西日本は、みまさかローカル鉄道観光実行委員会と連携し、秋の「みまさかスローライフ列車」を11月10日に運行する。
-
2024.09.25 JR西日本 営業・事業・車両
JR西日本 快速「庄原ライナー」秋も運行
JR西日本は、10月19日から12月8日までの土曜日・休日の17日間、広島駅から備後庄原駅まで快速「庄原ライナー」を運行する。
-
2024.09.25 JR西日本 営業・事業・車両
JR西日本 「まちじゅうエヴァンゲリオン第4弾 宇部周遊1dayパス」を発売
JR西日本は、山口県宇部市と協力し「まちじゅうエヴァンゲリオン第4弾 宇部周遊1dayパス」を発売する。
-
2024.09.24 JR西日本グループ 予定・計画・施策
「JR西日本ステーションシティ」に社名変更 大阪ターミナルビル、10月1日付
JR西日本グループの大阪ターミナルビルは19日、10月1日付で社名を「JR西日本ステーションシティ」に変更すると発表した。
-
2024.09.24 JR西日本 予定・計画・施策
JR西日本 24年版「鉄道安全報告書」公表
JR西日本は、2024年版「鉄道安全報告書」を作成し、ホームページで公表している。鉄道事業法第19条の4に基づき、23年度の安全の取り組みをまとめた。
-
2024.09.24 JR西日本 予定・計画・施策
JR西日本 「第2回ヒューマンファクターフォーラム」を開催
活発な議論、事例共有 JR西日本鉄道本部安全研究所と関西鉄道協会は12日、大阪市内で「第2回ヒューマンファクターフォーラム」を開催した。
-
2024.09.24 JR共通(グループ) 営業・事業・車両
JR東日本・JR西日本 盛岡―敦賀間直通 新幹線の団体専用臨時列車
JR東日本とJR西日本は、東北新幹線盛岡駅から北陸新幹線敦賀駅までを直通する団体専用臨時列車「北陸まっしぐら~冬の陣~」号を設定した。
-
2024.09.24 JR西日本 営業・事業・車両
JR西日本 「城崎温泉・天橋立 tabiwa ぐるりんパス」を発売
JR西日本は10月2日から、北近畿エリアへの旅行に便利な「城崎温泉・天橋立 tabiwa ぐるりんパス」を発売する。
-
2024.09.24 JR西日本 営業・事業・車両
JR西日本 特急「こうのとり」 「乗った後でも買える」サービス継続
JR西日本は、特急「こうのとり」の「乗った後でも買える」チケットレスサービスの期間を延長する。
-
2024.09.20 JR西日本 予定・計画・施策
JR西日本 山陽新幹線で自動運転 30年代の開始を目指す
運転士乗務のGOA2 JR東海が技術協力 JR西日本の長谷川一明社長は18日の定例会見で、2030年代に山陽新幹線で自動運転の開始を目指すと発表した。