墨滴 8月5日付
「ドクターイエロー」引退へ――。6月の発表時には各種メディアが大きく報じた。営業用以外の鉄道車両が世間一般の注目をこれだけ浴びるのはまれだろう。人々の間にその存在は広く知られているが、目にする機会は少ない▼通称の「ドクターイエロー」が一般にも定着した新幹線電気軌道総合試験車。JR東海所属のT4編成とJR西日本所属のT5編成が交互に、約10日に一度の頻度で東海道・山陽新幹線の電気、軌道設備の状態を検測している。JR東海のホームページでも「新幹線のお医者さん」「黄色い新幹線」として紹介されている▼T4編成が来年1月、T5編成が2027年以降に検測走行を終える。車両の老朽化が理由の一つだが、〝後継車両〟は製造しない。今後はN700Sが検測機器を搭載して、ドクターイエローが担ってきた検測を引き継ぐ。営業車で検測が可能になるためだ▼両新幹線開業時から続く専用車両での検測が終わる。先月には、黄色の表紙でおなじみの職業別電話帳「タウンページ」の発行を26年3月に終了するという発表があった。スマートフォンの普及が大きいという▼鉄道と電話という社会インフラで、長年にわたり役割を果たしてきた「黄色」の引退には、時代の節目を感じる。JR東海ではドクターイエローの引退を受け、体験乗車イベントなどを通じて、レアな車両に触れる機会を設ける。
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2024.05.29 JR西日本グループ 予定・計画・施策
JR西日本不動産開発 川崎市多摩区・介護付き有料老人ホーム 工事着手
JR西日本不動産開発は、川崎市多摩区で介護付き有料老人ホーム「川崎登戸NKビル」の建設工事に着手した。高齢化社会を見据えた医療・福祉施設開発の取り組みの一環。
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2024.05.29 その他業種分類 記録・調査・統計
ウイークリー・メモ 24年5月20~26日
◇5月20日(月) ◇21日(火)=斉藤鉄夫国土交通大臣がJR北海道、JR四国、JR貨物の3社と高速道路6社の代表権を持つ会長、社長人事を閣議報告し了解を得る
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2024.05.29 JR西日本 予定・計画・施策
JR西日本 「きっかけエリアパス」キャンペーン第2弾
JR西日本は、都市再生機構(UR都市機構)西日本支社と協力し、新しいライフスタイルを提案する「きっかけエリアパス」キャンペーンを展開する。
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2024.05.28 JR西日本 予定・計画・施策
JR西日本 地球環境保護の取り組みの進捗発表
列車電力へ再エネ追加導入 燃料電池車両導入 仕様、試験内容の検討開始 JR西日本の長谷川一明社長は24日の定例会見で、「JR西日本グループ長期ビジョン2032
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2024.05.28 政府・省庁・鉄道運輸機構 予定・計画・施策
斉藤国土交通大臣 岡山県高梁市川面地区を訪問 鉄道ファン歓迎の取り組みを視察
斉藤鉄夫国土交通大臣は25日、JR伯備線が走る岡山県高梁市川面地区を訪問し、地域住民による鉄道ファン歓迎の取り組みを視察して、関係者と面談した。
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2024.05.28 JR西日本 予定・計画・施策
JR西日本 「リバイバル列車」を運行 「懐鉄」シリーズ第3弾の追加企画
JR西日本は「懐鉄」シリーズ第3弾の追加企画として、6月5日から北近畿エリアで「リバイバル列車」の運行を開始する。
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2024.05.27 その他業種分類 予定・計画・施策
FCR 「技術・製品発表会2024」
線路下の横断排水管路の「鉄道伏(ふせ)び」の維持管理などを手掛けるFCR(東京都大田区)は17日、都内で「技術・製品発表会2024」を開催した。