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JRグループ旅客6社 「京の冬の旅」キャンペーン 24年1月から展開

2023.11.24
第58回「京の冬の旅」キャンペーンガイドブック(表紙イメージ)=JR西日本提供=

 「紫式部と源氏物語」テーマ 辰年にちなみ「龍めぐり」も

 JRグループ旅客6社と京都市、京都市観光協会は来年1月1日から3月20日まで、京都デスティネーションキャンペーン「京の冬の旅」を開催する。58回目の今回は、来年のNHK大河ドラマ「光る君へ」の主人公・紫式部と、王朝文学の金字塔・源氏物語にちなんだ物語ゆかりの地や、辰年にちなみ「龍」に会える寺院を中心に非公開文化財15件の特別公開を行うとともに、奥深い京都の魅力を駅・列車内などで積極的にPRし、旅行需要を喚起する。

 キャンペーンの目玉となる非公開文化財の特別公開は、「紫式部と源氏物語」「辰年のご利益 京の龍めぐり」をテーマに1月6日~3月18日に実施。主な公開箇所は、廬山寺(京都市上京区、キャンペーン公開37年ぶり)、相国寺光源院(同、初公開)、相国寺慈雲院(同、初公開)、大徳寺龍源院(同市北区、同)、仁和寺金堂・裏堂(同市右京区、裏堂は初公開)、渉成園(枳殻邸)・園林堂(同市下京区、51年ぶり、園林堂は初公開)、西本願寺飛雲閣(外観、同市下京区、44年ぶり)など。

 公開時間10時~16時30分(16時受け付け終了)、料金は1カ所800円。ただし、公開期間や時間、料金は箇所により異なる場合がある。僧侶が案内する箇所は、インターネットによる完全予約制。

 併せて、「『ちょっと一服』スタンプラリー」として、特別公開する文化財の3カ所を拝観してスタンプを集めると、指定の店舗でお茶と菓子などが楽しめる企画を実施する。

 このほか、特別公開箇所を巡る定期観光バス、定期観光タクシーを運行。京都を満喫できる少人数・事前予約制の体験プランも多数用意する。JR西日本のアプリ「WESTER」を利用した「京の冬の旅」デジタルスタンプラリーも開催される。

 情報発信の取り組みでは、キャンペーンのイベントガイドブックをJR主要駅で配布。有職料理萬亀楼11代目若主人・生間流式庖丁31代目次期継承者の小西雄大氏、彫刻家の樂雅臣氏が出演するポスターを駅や車内に掲出する。

 旅行商品関係では、新たに東海道・山陽・九州新幹線のネット予約&チケットレス乗車サービス・EXサービスの「EX旅先予約」「EX旅パック」で、非公開文化財特別公開の拝観引換券3枚とガイドブックのセットを販売する。

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