「アミュプラザ長崎新館」が開業 長崎駅に一大商業エリア
JR九州グループの「JR長崎駅ビル」に新たな大型商業ゾーン「アミュプラザ長崎新館」が10日オープンした。既存の「アミュプラザ長崎本館」と同駅高架下「長崎街道かもめ市場」を合わせた同駅ビル全体で、営業面積約4万7900平方㍍の一大商業エリアが完成。この日はオープンに先立ち、現地で開業セレモニーが行われた。
新館は、本館と同駅に挟まれた敷地に建設した13階建てビルの1~4階と5階一部で構成。営業面積約2万1700平方㍍。地域のニーズに応えるファッション、雑貨、飲食、大型家電など九州・長崎初を含む86店舗が入る。
ビル5、6階はオフィスゾーンで、貸室床面積は5階3800平方㍍、6階3000平方㍍と長崎地区最大規模を誇る。7~13階は九州初進出の「長崎マリオットホテル」が来年初頭に開業。国内外のゲストの多様なニーズに応える5タイプ13種類全207室を設ける。
新館とオフィスゾーンはJR長崎シティ、ホテルはJR九州ホテルマネジメントが運営する。
かもめ広場で開かれたセレモニーには、JR九州の古宮洋二社長、岸本悟執行役員・長崎支社長、JR長崎シティの赤木征二社長、JR九州駅ビルホールディングスの森亨弘社長(JR九州取締役・専務執行役員・事業開発本部長)、来賓の馬場裕子長崎県副知事、功刀岳秀長崎市副市長、テナント、地元商工会の代表ら9人が出席。
冒頭、古宮社長が「長崎は昨年9月に西九州新幹線が開業し、非常に大切なエリアであり、この新館が地域に愛され、地元と一緒に長崎をもっと元気にし、多くの方々が訪れることを祈念する」とあいさつ。
続いて、大型ビジョンに大石賢吾同県知事、鈴木史朗同市長による祝辞のビデオメッセ―ジが流され、大石知事は「長崎の陸の玄関口に新たなにぎわいが生まれることを大変うれしく思う」、鈴木市長は「オフィス、ホテルも備え、長崎に住みたい、働きたい、訪れたいと思ってもらえる施設になると期待している」とそれぞれ述べた。
この後、古宮社長ら出席者全員でテープカットを行い、新たな商業ゾーンの誕生を祝った。
初日は、開業を待ち望んだ大勢の人々が広場前に列をつくり、開店時間を30分繰り上げて9時30分にオープン。古宮社長、岸本支社長、赤木社長、森社長がエントランスで来場者を迎えた。
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