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JR九州 株式上場7周年記念 個人株主対象に古宮社長トークイベント

2023.11.15
多彩なテーマでトークを繰り広げた古宮社長(右)=JR九州提供=

 JR九州は10日、株式上場7周年を記念した謝恩キャンペーンの一環として、福岡市のJR九州ホールで、個人株主を対象にした古宮洋二社長らによるトークイベントを開催した。株主総会を除いて、同社の役員と個人株主が直接的に交流を図るのは今回が初めて。

 イベントは、同キャンペーンのプレゼント企画の一つとして用意され、募集77人に対して538人が応募。当選者のうち65%を九州外在住者、75%を7年間継続保有している人が占めた。

 この日は株主65人が出席。古宮社長とフリー鉄道アナウンサーの田代剛氏との対談形式で行われ、古宮社長が国鉄に入社した経緯やこれまでの経歴、社長就任後に注力したことなどについて、エピソードを交えながらトークが繰り広げられた。

 続いて、株主から事前に募った質問コーナーに移り、来年春にデビューする新D&S(観光)列車「かんぱち・いちろく」、博多駅で進む空中都市プロジェクトなど、ホットな話題に言及。理想の社員像やJR九州の今後について、古宮社長が考えを示した。

 この後、同社に関するクイズで会場を盛り上げ、最後に古宮社長が「コロナ禍で業績や社員の気持ちが沈んでしまったが、本年度と来年度でいずれもコロナ禍前に戻し、次の中期経営計画期間内でさらなる成長を目指す。株主の皆さまには引き続きご支援をお願い申し上げます」と呼び掛けた。

 イベント終了後、株主は博 多駅から貸切のD&S列車「SL人吉」に乗り込み、鹿 児島線鳥栖まで乗車。車内では「86(ハチロク)弁当」を味わい、田 代氏とSL整備士のトークセッションや売店でオリジナルグッズの購入を楽しんだ。

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