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JR九州 九州新幹線を活用した鮮魚輸送

2023.09.20

 鹿児島から福岡へ

 JR九州、水産物販売とプラットフォーム事業を手掛ける羽田市場(東京都大田区)は30日から、九州新幹線を活用した鮮魚の輸送を実施する。物流パートナーとしてタッグを組み、鹿児島県内で水揚げされたカツオやきびなごなどを当日中に博多まで運び、福岡市内の飲食店で提供する。

 羽田市場は、日本各地の契約漁業者から魚介類を空輸で東京・羽田に集め、その日のうちに首都圏の飲食店に届ける「超速鮮魚輸送」システムを確立。航空機のほか、高速バス、トラック、新幹線など独自の流通ルートで鮮魚の仕入れを行い、産地から消費地までの流通効率化により、圧倒的な鮮度とトレーサビリティーを実現している。

 今回は、羽田市場の超速鮮魚輸送のノウハウを生かし、鹿児島中央駅からカツオのタタキ、川内駅からきびなご刺し身を博多に輸送する。カツオのタタキは早朝水揚げされたカツオをすぐに焼いて加工した「もちもち生カツオたたき」。きびなごは甑島で朝水揚げされた後、フェリーで串木野新港に輸送し、川内駅で列車に積み込む。

 博多まで運ばれたカツオときびなごは、博多駅地下1階の「超速鮮魚寿司 羽田市場 博多駅地下街店」と、30日に福岡市博多区下川端町にオープンする「同 博多リバレインモール店」で提供される。

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