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JR九州博多駅 就任から3カ月あまり 加藤邦忠駅長

2024.07.11
「挨拶日本一」を掲げる加藤駅長

 より分かりやすい案内へ 駅是は「挨拶日本一」

 前進する駅めざす

 本格的な夏の旅行シーズンを迎え、JR九州博多駅は連日、国内外から大勢の人々が行き交う。4月に就任した加藤邦忠駅長は「特にインバウンドのお客さまが多く、これまで以上に的確で分かりやすい案内に力を入れている」と語る。

 

 駅社員全員と面談

 就任後、135人いる駅社員全員と面談し、一人一人の人柄や考えの把握に努めたという加藤駅長。日頃は駅長室を出て、出改札など現場第一線の社員が業務するフロアに在席し、普段の仕事ぶりに目を配る。

 同駅の勤務は、2010年3月から1年間務めた副駅長以来。18年4月から2年間、鹿児島中央駅長を経験し、「駅長と社員が何でも話せる関係を築けるかが、よい駅づくりのポイントだと学んだ。それを実践している」と言葉に力を込める。

 1999年4月に入社後、主に営業畑を歩き、本社営業部で担当した仕事は宣伝、輸送計画、運賃制度など多岐に渡る。20年4月からは同部営業課長としてコロナ禍を迎え、苦しい時期を過ごした。

 「最悪のスタートでしたが、社員や地域の皆さまに勇気と元気を届けようと、『その日まで、ともにがんばろう』プロジェクトや『流れ星新幹線』に取り組むなど、みんながきつい時に何をすべきかを考えてプロモーションできたことは良かったと思う」と振り返る。

 駅是は「挨拶(あいさつ)日本一」。「誰でもできて分かりやすく、本人と周囲が気持ちいい」という思いを込めた。目指すは「前進する駅」といい、「前向きにやりたいことを見つけさせて、それを実現していく駅にしたい」と決意を語る。

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