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JR九州「軌道モニタリング装置」 「第8回鉄道技術展2023」に出展

2023.11.06

 JR九州は、8~10日に千葉市の幕張メッセで開催される「第8回鉄道技術展2023」(産経新聞社主催)に、今年4月から九州新幹線と西九州新幹線に導入している「軌道モニタリング装置」を出展する。

 同装置は、線路メンテナンスの目視点検を補助するもので、保守用カートに取り付けたAI(人工知能)カメラを活用してレール周りのボルトの緩みを自動で判定。判定結果は手持ちのタブレットに即時に表示され、緩みがあればその場で補修できる。

 これにより、導入前の徒歩で1日当たり約8㌔だった点検エリアは、カート移動で約18㌔に拡大。線路巡視にかかる1カ月当たりの延べ巡視組数は4割程度に削減された。

 装置はTokyo Artisan Intelligence(横浜市)との共同開発。米国のAdvanced Micro Devices,Inc.(AMD)社のAMD Kria K26 Adaptive System-on-Module(SOM)を世界で初めて線路メンテナンス装置に搭載した。

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