JR九州 新型自動券売機を順次導入 キャッシュレス決済や定期券発売に対応
JR九州は2月28日、キャッシュレス決済や定期券発売に対応した新型自動券売機を博多駅で報道公開した。同券売機は2月以降順次、主要駅に導入。キャッシュレス決済ではクレジット決済に加えて、JRグループで初となる国内コード決済が利用でき、利便性の向上が図られる。
大・中規模駅を中心に設置している従来の多機能券売機は、近距離きっぷの発売をメインとしており、決済方法が現金に限られ、定期券発売に対応していない。このため、クレジット決済や定期券購入は「指定席券売機」を利用する必要がある。
一方、指定席券売機は、指定席特急券の購入や、インターネット予約のきっぷ受け取りに利用する人が多く、博多駅などでは曜日や時間帯によって同券売機前やみどりの窓口が混雑し、発券に長い時間を要するケースがあった。
こうした背景を踏まえ、同社は多機能券売機の後継機として、新型券売機の導入を決定。従来の機能や操作性を踏襲しつつ、利用者から要望の多かったキャッシュレス決済と定期券発売を可能にした。
操作はタッチパネルの運賃ボタンを押すと、決済方法の選択画面が表示され、現金、ICカード、クレジットカード、コード決済から選ぶ。コード決済を選択すると、券売機右下のリーダー部が光り、スマートフォン画面のQRコードなどをかざして支払う。
クレジット決済の対象ブランドは、Visa、JCB、Mastercardなど14種類。コード決済はPayPay、楽天ペイ、d払いをはじめ、ほぼ全ての国内コード決済に対応する。
新型券売機は、博多、熊本をはじめ県庁所在地駅や窓口営業時間などを考慮し、多機能券売機との置き換えを基本に、今月末までに31駅計34台を設置。2025年度までに95駅計100台に拡大する計画。
博多駅では北改札口横に4台設置。指定席券売機は指定席購入とネット予約受け取りに特化した案内が可能となり、従来と比べて約2割の混雑緩和が図られる。さらに、博多発着の特急を対象に今秋開始予定のQRコードによるチケットレスサービス導入で、混雑は半減する見込み。
検索キーワード:JR九州
822件見つかりました。
681〜700件を表示
-
2023.11.15 JR九州グループ 予定・計画・施策
JR九州ファーム 福岡で長崎県松浦市の特産品販売
JR九州ファームは18、19日、同社運営の「八百屋の九ちゃん」マークイズももち店(福岡市中央区)で、長崎県松浦市の生鮮品や加工品を販売する。
-
2023.11.15 JR九州グループ 予定・計画・施策
JR九州エージェンシー 「九州芸文館」開館10周年記念イベント
JR九州エージェンシ―が代表団体を務める「ちくごJR芸術の郷」事業団運営の「九州芸文館」(福岡県筑後市)で18日、同県主催の開館10周年記念式典やイベントが開
-
-
2023.11.14 JR九州 予定・計画・施策
JR九州 「築城基地航空祭」で築城駅に特急臨時停車
JR九州は、26日に福岡県築上町で開かれる「築城基地航空祭」に合わせて、会場最寄りの日豊線築城駅に特急を臨時停車し、臨時の特急、普通列車を増発する。
-
2023.11.13 JR九州グループ 施設・機器
「アミュプラザ長崎新館」が開業 長崎駅に一大商業エリア
JR九州グループの「JR長崎駅ビル」に新たな大型商業ゾーン「アミュプラザ長崎新館」が10日オープンした。
-
-
2023.11.10 JR九州グループ 施設・機器
JR九州エンジニアリング 福岡県古賀市に「福岡製作所」を開設
新たな主力製品づくりへ JR九州エンジニアリングが福岡県古賀市で建設を進めていた「福岡製作所」が完成し、1日に現地で開業式典が開かれた。
-
2023.11.09 JR九州 予定・計画・施策
福岡・大分DC 関係者が成功を誓う
2024年4~6月に展開される「福岡・大分デスティネーションキャンペーン」(福岡・大分DC)まで半年を切った7日、JR九州をはじめ、福岡、大分両県の関係者が東
-
2023.11.08 JR九州 予定・計画・施策
JR九州「日南駅」 台湾鉄路管理局「日南(リーナン)駅」が姉妹駅協定
JR九州は1日、日南線「日南駅」と駅名が同じ台湾鉄路管理局(台鉄)の「日南(リーナン)駅」と姉妹駅協定を締結した。
-
-
2023.11.08 JR九州グループ 営業・事業・車両
JR九州商事 24年版「JR九州列車カレンダー」を発売
早期予約で20%引きに JR九州商事は、同社オンラインショップ「九州の旅とお取り寄せ」で、2024年版「JR九州列車カレンダー」を発売している。