交通新聞社 電子版

記者会見 斉藤鉄夫 国土交通大臣

2024.08.09

 北陸新幹線敦賀―新大阪間の延伸について――

 北陸新幹線敦賀―新大阪間については7日、与党の整備委員会において、国土交通省および鉄道運輸機構より詳細な駅位置、ルートの案、それから令和7年度中の着工に向けたスケジュールについて説明した。整備委員会からは今後、沿線自治体に丁寧に説明をしていくこと、令和7年度予算の概算要求に当たっては北陸新幹線、敦賀―新大阪間の新規着工に必要な経費を事項要求とすることを検討することという要請をいただいた。国土交通省としましては、駅位置やルートなどについて沿線自治体の皆さまのご理解を得られるよう、鉄道・運輸機構とともに丁寧に説明していくとともに、与党のご議論も踏まえながら、一日も早い全線開業に向けて取り組んでいく。

 

 北海道新幹線の新函館北斗―札幌間について――

 北海道新幹線新函館北斗-札幌間については、本年5月、建設主体である鉄道・運輸機構から機構としては2030年度末の完成開業は極めて困難であると判断した旨の報告があった。本事業については地元関係者などの大きな期待があるところであり、鉄道・運輸機構の報告内容が合理的であるのか、講じることができる方策がないか、現在、有識者会議を開催しながら精査を行っているところ。地元関係者などの皆さまからは今後の見通しを早期に示すようご要望いただいているところであり、7月30日に開催された北海道新幹線札幌延伸推進会議においても、改めてそのようなご意見が出されたと承知している。国土交通省としては、こうしたご要望をしっかりと受け止めつつ、まずは有識者会議における議論を速やかに進めることが重要であると考えており、どのように見通しを示すかについても議論を深め、可能な限り早期に示せるよう努めていきたい。(8日の会見で)

検索キーワード:鉄道・運輸機構

75件見つかりました。

61〜75件を表示

<