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鉄道・運輸機構 第1回「札幌車両基地壁面デザイン検討会」

2024.10.02

 鉄道建設・運輸施設整備支援機構は9月19日、北海道新幹線(新函館北斗―札幌間)整備事業の一環で、第1回「札幌車両基地壁面デザイン検討会」を札幌市の北海道新幹線建設局で開催した。

 同基地は都市部の市街地に位置し、周囲景観への十分な配慮が求められることから、検討会では有識者を招いて外観意匠の助言を得る。全3回程度の会合を予定し、本年度内をめどとしてデザイン決定に生かしていく。

 同基地は、新幹線札幌駅と連続する一体の建物(高さ約22㍍)として、同駅苗穂方の高架橋上に整備する。敷地は市街地建物と在来線に挟まれた狭隘(きょうあい)な空間となり、着発収容庫、仕業検査庫、保守基地を直列配置した延長約1・3㌔に及ぶ構造物となる。会合ではこの橋上上屋の壁面部分を対象に検討を進める。

 委員は、北海道大学大学院工学研究院の小澤丈夫教授を座長に、国立研究開発法人土木研究所の笠間聡主任研究員、北海学園大学工学部の鈴木聡士教授で構成。関係機関として、北海道、札幌市、JR北海道も参加し、事務局は同機構が務める。

 この日、非公開で行われた議事では、デザイン検討の方向性について、制約条件を踏まえた上で周辺の市街地環境と調和したものとすることを確認。市民の意見も採り入れるに当たり、手法についての議論なども行った。

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