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鉄道・運輸機構 福井県建設業協会、日本建設業連合会関西支部と災害協定を締結

2024.04.23
㊤福井県建設業協会㊦日本建設業連合会関西支部との締結式(提供・JRTT鉄道・運輸機構)

 鉄道建設・運輸施設整備支援機構は18日、第三セクター鉄道のハピラインふくいをはじめとした福井県内や関西の地域鉄道の迅速な災害復旧を連携して推進するため、福井県建設業協会、日本建設業連合会関西支部と災害協定をそれぞれ締結した。同機構が建設業界と協定を結ぶのは今回が初となる。

 同機構では昨年4月に全国各地の鉄道整備で蓄積したノウハウを活用して「鉄道災害調査隊(RAIL―FORCE)」を創設。「令和6年能登半島地震」で被災したのと鉄道にも職員を派遣して被災状況調査を行うなど、復旧の早期化支援に取り組んでいる。

 今回、同機構とハピラインふくいが3月26日に災害対応などの包括的連携協定を締結したことを踏まえ、同線をはじめとする福井県内や関西の地域鉄道の災害復旧を迅速に進めるため、両者と協定を締結することにした。

 連携事項は▽災害応急対策業務▽建設資機材調達▽連絡体制――の3点で、災害時などに必要と認める時、同機構は両者に災害応急対策業務や建設資機材調達を要請するほか、円滑な業務を行うために緊急時の連絡体制を整え、相互に連絡体制表を共有する。

 同日は、福井市の同機構北陸新幹線建設局福井事務所で締結式が行われ、渡邉修同機構鉄道技術センター長と山本厚福井県建設業協会会長、北岡隆司日建連関西支部長がそれぞれ協定書に署名した。

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