交通新聞社 電子版

京成 「チャリティーライナー」運行 病気と闘う子どもに笑顔を

2023.07.20
㊤車内では短冊に願い事を書き㊦成田空港駅に到着後、笹にくくりつけた

 6回目は「七夕」企画、成田空港ツアー

 制限区域に入り、放水ショーも見学

 今回で6回目となった京成電鉄のチャリティーライナー。このほど「七夕チャリティー」と銘打ち、京成上野駅から列車に乗車し、成田空港を訪れるツアーが催行された。

 チャリティーライナーは2020年12月、「クリスマスチャリティーライナー」と銘打ち実施したのが最初。その後「スプリングチャリティーライナー」(21年4月)、「ハロウィーンチャリティーライナー」(同10月)、「スプリングチャリティーライナー」(22年4月)、「クリスマスチャリティーライナー」(同12月)の5本を運行している。

 難病と闘う子どもを抱える家族を支援する(公益財団法人の)ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパンに対し、社会貢献活動に取り組む京成が「何か支援できることはないか」と持ち掛けたのがきっかけだった。ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパンは全国12カ所で入院中の子どもに付き添う家族のための宿泊施設「ドナルド・マクドナルド・ハウス」を運営しており、チャリティーライナーではその利用者、家族を招待した。

 6回目の今回は、参加者が京成電鉄車内で短冊に願い事をしたためて、成田空港駅に用意されたササの葉に飾り付けた。また、新たに成田空港交通の協力を得て、バスとの綱引きなども企画された。高速バスの車内見学、運転席での記念撮影、空港立ち入り禁止区域にある消防施設では放水ショーも見学した。

 ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパンの広報担当者は「なかなか旅行に出掛けられないご家庭が多く、京成さんの支援に対しては、多くの喜びの声をいただいています。病気と闘う家族を、今後も支えていけたら……」と話した。

検索キーワード:京成電鉄

137件見つかりました。

101〜120件を表示

<

>