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JR東日本 大妻女子大学 データサイエンス分野で協定締結

2024.02.29
協定書を交わした西村統括(左)と伊藤学長=JR東日本提供=

 JR東日本と大妻女子大学(東京都千代田区)は27日、データサイエンス分野の向上を目指し、相互の連携・協力に関する協定を15日付で締結したと発表した。双方の人材育成プログラムを活用し、同分野の教育・研究や人材育成の向上に共同で取り組む。

 DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進やAI(人工知能)の活用の本格化により、デジタル人材の需要が高まっていることを背景に、JR東日本はオープンイノベーションで社会課題の解決を目指すプラットフォーム「WaaS共創コンソーシアム」の推進や、「Digital&Dataイノベーションセンター」の発足など、DX人材の育成を推進。同大学も、昨年から全学共通科目として「データサイエンス・AI概論」を開講しているほか、来年4月にはデータサイエンス学部の開設も予定している。

 今回の協定締結により、駅で取得した各種データなどによる社会課題の解決に向けた実証実験事例を教育プログラムとして構築。同社のイノベーション関連業務に従事する若手社員による講義「実務から学ぶデータサイエンス」の開講も予定する。また、両者による新規事業アイデアの創出なども進める。

 協定締結に当たり、JR東日本の西村佳久執行役員・イノベーション戦略本部統括は「今回の連携により、データサイエンスとビジネスの学びを通じて社会課題を発見・解決する力を身に付けた人材育成に貢献していく」、同大学の伊藤正直学長は「JR東日本の最新の知見やノウハウの下、データサイエンスに関するさまざまな教育・研究上の取り組みを実施する」とコメントしている。

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