交通新聞社 電子版

墨滴 7月26日付

2024.07.26

 浜松町駅西口エリアで進む世界貿易センタービルディングの建て替えプロジェクト。計画では、2021年に先行開業した南館に続いて、27年3月以降に本館とターミナルビルが完成・開業予定。事業者は世界貿易センタービルディング、JR東日本など4社▼初代の世界貿易センタービルは、日本の貿易振興を目的として1970年に建てられた。高さ152㍍の本館と別館からなり、完成当時は東洋一の高さを誇った▼館内にはオフィス、商業施設、展望台、結婚式場、バスターミナルなどの施設が集積していた。外観はブロンズ色の特徴ある建物で、半世紀にわたりシンボル的な存在として親しまれた▼新しいビルの本館・ターミナルビルには、オフィス、商業施設、ラグジュアリーホテル、カンファレンス、観光プレ体験施設などが設けられるほか、鉄道、東京モノレール、バスなど各交通機関のよりスムーズな乗り換えを可能とし、街のさらなる発展への寄与を図る▼「世界の激しい都市間競争の中で、浜松町は日本と世界をつなぐ一歩目の場所として、これまで以上に多様な方々が交わる、刺激的でにぎわいのある空間に生まれ変わろうとしている」(大志万延也世界貿易センタービルディング取締役・開発企画部長)。魅力的で利便性の高い東京の新拠点の誕生を期待したい。

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