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JR新潟支社・第一建設工業 視覚障がい者対象に鉄道施設体験会

2023.10.30
「鉄道施設体験会」(JR新潟支社提供)

 JR東日本新潟支社と第一建設工業新潟支店はこのほど、第一建設工業亀田研修センター(新潟市)で、新潟県視覚障害者福祉協会と連携し、視覚障がい者を対象にした「鉄道施設体験会」を開催した。昨年10月、今年7月に続き3回目。

 当日は視覚障がい者6人のほか、同福祉協会やボランティアスタッフ5人が参加し、実物大踏切や線路、駅舎、ホームなどを利用・体験した。今回は新たに「車両用救済はしごを使用した模擬車両からの降車体験」も追加した。

 参加者からは「遮断かんが降下した際に、自身が内側にいるか外側にいるかの確認方法を知ることができた」「電車に救済はしごがあることを知り、体験できたことで今後も安心して電車に乗れる」といった感想が寄せられた。

 同支社の下室勝鉄道事業部指令・サービス品質改革ユニットリーダーは「今後も体験会での気づきや当事者のお客さまの声を当社のサービス改善につなげていきたい」と話した。

 このほか、27日に信越線亀田駅で新潟明訓高校と連携して「声かけ・サポート」運動の啓発活動を実施。11月20日には同駅で新潟向陽高校とも行う。

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