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JR水戸支社、JR東日本スタートアップなど 小高駅に醸造所を開業

2024.01.31
パブリックスペースの完成イメージⒸPuddle Inc.(JR水戸支社提供)

 JR東日本水戸支社、JR東日本スタートアップと、福島県・浜通りエリアで新ジャンルの酒「クラフトサケ」の酒蔵を運営する「haccoba(ハッコウバ)」(同県南相馬市)は2月9日、常磐線小高駅の駅舎内に、日本初となる無人駅舎を活用した醸造所「haccoba 小高駅舎醸造所&PUBLIC MARKET」を開業する。

 JR東日本スタートアップ主催の「JR東日本スタートアッププログラム2022秋」の採択案件。クラフトサケは、日本酒(清酒)の製造技術をベースに醸造する新しいジャンルの酒。フルーツやハーブなどの副原料を入れて新たな味わいを生み出すなど、米が原料ながら日本酒のルールに縛られない特徴を持つ。

 同駅舎(約170平方㍍)のうち、空きスペースとなっている約92平方㍍を活用し、ブルワリー(醸造所)、マーケット(物販エリア)、パブリックスペース(交流エリア)などを整備する。

 ブルワリーでは、年間約1200㍑のクラフトサケをはじめ、各種酒類やノンアルコール飲料などを製造。マーケットでは、「酒粕ガトーショコラ」や「工房マートルのキャンドル」など、ブルワリーで醸造した商品や小高の街のオリジナルグッズ、土産品などを販売する。地元高校生のアイデアからセレクトした商品も取り扱う予定。

 パブリックスペースでは、マーケットで購入した商品を楽しめるほか、イベントスペースとしても活用していく計画。パブリックスペースに面した駅舎の外側には、ウッドデッキ(約13平方㍍)も設ける。

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