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東京メトロ 東京都台東区と包括連携協定を締結

2024.03.18
協定書を掲げる山村社長(右)と服部区長

 東京地下鉄(東京メトロ)は12日、同社本社がある東京都台東区と包括連携協定を締結した。両者のリソースを活用して、区内や沿線エリアのさらなる活性化を図る。協定の期間は2027年3月末までの約3年間。

 同社は昨年6月、沿線を中心とした多様なコミュニティーと東京の魅力や活力を創出する全社横断の組織「社会・地域コミュニティ活性化プロジェクトチーム」を設立した。同社が自治体と包括連携協定を締結するのは今回が初めてで、同チームの活動の第一歩となる。

 連携の範囲は▽まちの魅力創出・向上▽持続可能な社会の構築▽誰もが心豊かに生活できる機会の創出――の3項目。

 まちの魅力創出・向上では、同区の伝統文化と同社の情報発信力を掛け合わせた区内や沿線エリアの魅力発信、新たな価値を創出するまちづくりの推進を通じて、地域振興やエリア価値の向上に注力する。

 持続可能な社会の構築では、まちの緑化の促進、ゼロカーボンシティ実現に向けた活動などを実施。誰もが心豊かに生活できる機会の創出では、未来を担う区内の子どもに向けた体験学習の提供やスポーツ振興などにより、教育の質の向上、心とからだの健康づくりを進める。

 同日は台東区民会館で締結式が行われ、服部征夫区長は「本日の協定締結を機に、区民の皆さまが活力を持って生き生きと生活でき、魅力ある持続可能な街となるようにさまざまな分野で連携、協力していく」とあいさつ。

 続いて、山村明義東京メトロ社長が同社の地域活性化の取り組みや協定の概要を説明した後、両者が協定書に署名した。

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