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東京メトロ 丸ノ内線・南北線 CO2排出量ゼロで運転

2024.04.12

 東京地下鉄(東京メトロ)は今月から、丸ノ内線と南北線で使用する全ての電力を水力発電由来の再生可能エネルギーに置き換え、二酸化炭素(CO2)排出量ゼロで運転している。併せて東西線では、家庭用太陽光発電の余剰電力の環境価値を調達して、使用する一部電力を実質再エネ化して走らせている。

 丸ノ内線と南北線は、東京電力エナジーパートナー(EP)から水力発電由来の生グリーン電力の供給を受け、全ての電力を再エネ化。これにより、一般家庭の年間CO2排出量約2万2000世帯分に相当する約6万1000㌧のCO2が削減される。

 東西線には東京電力EPの「再エネ企業応援プラン」を導入。家庭用太陽光発電による固定価格買取制度(FIT制度)期間が終了した卒FITオーナーの、太陽光発電による余剰電力に含まれる環境価値を、同社を通じて東京メトロへ提供する。

 この環境価値を非FIT非化石証書(電源属性情報有り)として東西線で使用する電力に充てることで、使用電力の一 部を実質再エネ化する。年間のCO2排出削減量は一般家庭約170世帯分に相当する約466㌧。

 なお、同プランに申し込んだ卒FITオーナーには、オリジナルデザインの東京メトロ24時間券2枚をプレゼントする。

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