交通新聞社 電子版

23年3月期決算 大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)

2023.05.22

 2期連続の増収、各利益も増【大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)】

 連結売上高は1614億円(前期比15・2%増)、営業利益191億円(386・3%増)、経常利益197億円(326・4%増)、当期純利益151億円(210・8%増)。

 コロナ禍の影響はあったものの、鉄道輸送人員やマーケティング事業が回復して2期連続の増収に。コストの見直しによる引き締まった経営施策を推進し、各利益も増益となった。

 各セグメントも全て増収増益。交通事業のうち、鉄道事業は売上高1383億円(16・0%増)、セグメント利益168億円(563・3%増)。鉄道輸送人員は定期6・4%増、定期外26・8%増、合計15・1%増。旅客運輸収入は定期4・8%増、定期外27・0%増、合計16・2%増。バス事業は売上高122億円(9・2%増)、セグメント利益2億円(前期は5億円の赤字)。

 マーケティング事業は、地下街・駅ナカの新規店舗開業などで売上高112億円(14・8%増)、セグメント利益9億円(58・7%増)。都市開発事業は、新規物件などの竣工(しゅんこう)や、賃貸ビルなど既存物件へのテナント誘致推進により売上高21億円(8・1%増)、セグメント利益6億円(6・6%増)。

 広告事業は、デジタル広告の拡充に取り組んだ結果、売上高32億円(6・4%増)、セグメント利益5億円(4・9%増)。

 次期の業績予想は、売上高1840億円(14・0%増)、営業利益260億円(36・1%増)、経常利益263億円(33・5%増)、当期純利益195億円(29・1%増)。=10日発表=

検索キーワード:決算

321件見つかりました。

21〜40件を表示

<

>