JR貨物 「2023年度JR貨物グループ社長会議(第1回)」
人命念頭に安全意識を
JR貨物は19日、本社内で「2023年度JR貨物グループ社長会議(第1回)」を開催した。真貝康一会長、犬飼新社長をはじめ各役員や関係の各部室長、グループ会社社長ら約50人が出席した。
開会に当たり、犬飼社長はあいさつで経営状況に触れ、「昨年度の決算は非常に厳しい内容だった。コロナ禍の影響や消費の低迷などで運輸収入が思うように伸びていないことが一番大きいほか、自然災害による輸送障害の多発で他モードに移ってしまう厳しい状況が続き、運輸収入が減っている。コストも増え足元の状況も非常に厳しい」と分析。一方で、「5月のコロナの5類移行で人の動きが活発になり、人が動けばモノも動くと期待している」と展望を述べた。
安全とコンプライアンスについては「さまざまな作業で判断する際は、まず人命を守ることを常に念頭に置いてほしい。この共通認識をグループ社員全員が持つことによって、重大な事象発生を防ぐことができる。安全は人命を守ることであると、グループ社員全員に浸透させてほしい。コンプライアンスの順守もグループ全体に与える影響が大きく、しっかりと取り組んでもらいたい」として、「収入の源泉は現場にある一方、コストを使うのも現場。いかに現場の力を高めるかが貨物鉄道事業を強くすることにつながる」と説いた。その上で、「社会に必要とされる企業グループを目指すためグループの結束をお願いしたい」と呼び掛けた。
続いて、22年度の業績評価結果が公表され、最優秀賞に輝いた日本運輸倉庫が取り組みについて発表した。また、「貨物鉄道輸送の輸送量拡大のために実施する具体的な取組みについて」をテーマに、グループ各社のモーダルコンビネーションの推進などの施策についての意見交換も行われた。
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週間予定表 24年5月11~17日
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2024.05.09 民鉄・公営・三セク 決算・財務
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2024.05.08 その他業種分類 決算・財務
24年3月期決算 日本電設工業
大幅な増収増益【日本電設工業】 鉄道各社の旅客収入の回復に伴い、設備投資の増加や都市圏の再開発、既設インフラの老朽化対策が進んだことなどから経営環境は緩やかに
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