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阪急 列車の混雑傾向 乗車前に確認できるサービス開始

2024.04.08

 阪急電鉄は、列車の混雑傾向を乗車前に確認できるサービスを開始した。大阪梅田方面と天神橋筋六丁目方面の各列車や車両の予想混雑状況を、同社ホームページや阪急沿線アプリで情報提供を行っている。

 情報提供に当たっては、同社の線区で最も混雑度が高い神戸線十三―神崎川間、宝塚線同―三国間、京都線淡路―上新庄間、千里線同―下新庄間を対象に、事前にAI(人工知能)で解析して得られた集計データを活用している。

 解析の際は、乗客のスマートフォンのBluetooth信号を十三、淡路両駅の混雑解析装置で取得すると同時に、顔識別機能がない両駅の高速度カメラで車内を撮影。計測した乗車人数を組み合わせて混雑状況を算出する仕組みを採用した。さらに入力データの調整・修正などで精度を高めている。

 混雑傾向は各駅の時刻表やダイヤ検索から確認でき、6段階で表示する。今後、車内防犯カメラの映像を活用して混雑状況をリアルタイムに把握できるように研究を進めていく。

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