JR東日本 24年度イノベーションカレッジ第11期開講式
JR東日本は2日、研究開発部門の社内公募型インターンシップ制度「イノベーションカレッジ」の2024年度(第11期)開講式を本社内で開催した。受講生は現場第一線で技術革新を担う人材となるべく、JR東日本研究開発センター(さいたま市)で約7カ月間にわたって研究開発業務に集中的に従事する。
同制度は14年度から、研究開発に意欲のある支社・現場社員を対象に、研究開発業務への理解を深め、社員自らスキルアップすることを目的に実施している。本年度の開講期間は10月末まで。
受講生は各地の統括、車両、保線技術、電力設備技術などの各センターなどから18人を選出。与えられたテーマの研究を中心に、知的財産制度などについても学ぶ。伊勢勝巳副社長・イノベーション戦略本部長らによる特別講義なども予定している。
開講式には、伊勢本部長、加藤修常務執行役員・イノベーション戦略本部副本部長・鉄道事業本部副本部長(電気)、西村佳久執行役員・イノベーション戦略本部統括、渡邊智紀同本部ユニットリーダー・R&D・JR東日本研究開発センター所長、同センターの各ユニットリーダー、受講生らが出席。
伊勢本部長は「研究開発センターでマンツーマンで学び、成果を現場に持ち帰り、技術開発に関するリテラシー、マインドを醸成していくのが目的。大変だが、レベルが高く、密度の濃い時間が過ごせる。研究のプロセス、領域の奥深さを感じ、研究に励んでもらいたい。7カ月間の活躍を期待している」と激励した。
これに対し、受講生を代表してイノベーションデザインユニットの藤平剛さんが「イノベーションカレッジという貴重な機会を通じて現場第一線の技術革新を担い、業務変革を推進していく使命を強く感じている。11期生18人は系統・職種の垣根を越え、互いに切磋琢磨(せっさたくま)して研究開発に挑み、ヒト起点の発想で技術をバリューアップする中核となることを誓う」と力強く決意表明した。
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