JR東日本 列車運行情報の電話自動音声アシスタント「どこトレダイヤル」の実証実験 生成AIを活用
JR東日本は3日から、電話で同社管内の地方路線・駅の列車運行情報を問い合わせできる自動音声アシスタント「どこトレダイヤル」について、生成AI(人工知能)の活用で音声認識機能を改良した実証実験を、茨城、福島両県の一部区間で実施している。来年2月14日まで。
実証実験の対象線区は、常磐線友部―新地間、水戸線小田林―友部間、水郡線水戸―磐城守山間。電話自動案内サービス=電話050(3355)6421=に電話を掛け、ガイダンスに従って利用路線や駅を音声で入力すると、同社の運行情報サービス「どこトレ」の情報に基づいて列車の遅れや位置情報などを確認できる。
今年2月1日~5月6日に同線区で行った前回の実証実験では、つなぎ言葉や雑音の影響などで利用者の音声を正しく認識できないケースがあった。今回、新たに生成AIを音声入力内容の解釈に活用したことで認識精度が向上。生成AIの解釈内容に基づいて運行情報を参照し、合成音声で利用者へ案内することでよりスムーズな利用を可能としている。
期間中、2~4時を除く提供で、通話料は利用者の負担。
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