JR東日本 オフピーク定期券 JRE POINT5%還元 10月からは約15%割安に
JR東日本の深澤祐二社長は5日の定例会見で、春の定期券の更新時期に合わせ、今月25日以降有効開始となる「オフピーク定期券」(通常の通勤定期券の約10%引き)の購入金額に対して、同社グループ共通ポイント「JRE POINT」で5%の還元を開始するとともに、10月から約15%引きに値下げすると発表した。平日朝のピークを除く時間帯に利用できる同定期券による新しい通勤スタイルを積極的に応援。同定期券のさらなる普及を通じて、より多くの人々がオフピーク時間に移動することを促していく。
今月25日以降に有効開始となるオフピーク定期券を購入し、対象となるSuicaを「JRE POINT」に登録。同ポイントウェブサイトにエントリーすると、同定期券の有効開始月の翌々月に同ポイントをもれなく5%還元する。
約15%割安な価格への改定を行う10月以降は、通常の定期券と比べて、JRE POINTの還元と合わせて約20%お得に利用できる。同定期券設定エリアや各駅のピーク時間帯など、価格以外の変更は行わない。改定後の運賃の詳細は改めて発表する。
さらに、オフピーク通勤をさらに快適にする取り組みとして、同社グループのエキナカ商業施設の買い物がお得になる特典も用意。ニューデイズでは、「NewDaysアプリ」に同定期券のSuicaID番号を入力して応募すると、抽選で5000人に「NewDays特典クーポン」を進呈する。
ルミネでは抽選で500人にルミネ・ニュウマンで2000円以上の買い物時に利用できる「500円チケット」をプレゼント。アトレは同300人にJRE POINT500ポイント、商業施設「シャポー」「ビーンズ」では同500人に1000ポイントが当たる。応募はいずれも4月30日まで。
同定期券は平日朝の通勤時間帯の混雑緩和を目的に、昨年3月18日にサービスを開始した。同定期券の利用者は着実に増加しており、今年1月には約20万人を達成。東京で同定期券を設定している電車特定区間内完結となる全通勤定期券の発売枚数(他社発売分を含む)のうち、同定期券が占める購入率は8・3%に達している。
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