JRグループ旅客5社など鉄道10者の交通系電子マネー 1カ月当たりの利用が3億件を突破
JR北海道、JR東日本、JR東海、JR西日本、JR九州、PASMO協議会、名古屋市交通局、名古屋鉄道、西日本鉄道、福岡市交通局の10者は5日、交通系電子マネーの1カ月当たりの利用件数が7月に3億件を初めて突破し、最高記録を更新したと発表した。
交通系電子マネーは2013年3月に全国相互利用サービスを開始。1カ月当たりの利用件数は、同年7月に1億435万件と1億件を突破後、17年5月に1億5528万件、18年7月に2億432万件、19年12月に2億5261万件と順調に伸び、コロナ禍を挟んで今年7月に3億1377万件となった。
今回の記録更新についてJR東日本では、電子マネーはエキナカや駅構内で多く利用され、利用可能店舗もマチナカへ拡大していることなどが要因とみている。また、国のキャッシュレス推進施策、コロナ禍を経ての非接触志向や衛生面でのキャッシュレスの利点なども背景にあるとみられる。
全国相互利用可能カードは、Kitaca、Suica、TOICA、ICOCA、SUGOCA、PASMO、manaca、はやかけん、nimocaの9種類。6月末時点の総発行枚数は約2億805万枚、全加盟店数は約194万店舗。
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