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南海 明光バスの株式取得 近鉄バスホールディングスと近鉄保険サービス保有分を取得

2024.08.20

 南海電気鉄道は9日、近鉄バスホールディングスと近鉄保険サービスが保有する明光バス(和歌山県白浜町)の株式を取得し、同社を子会社化すると発表した。株式譲渡実行日は10月1日。取得株式数は66万1820株で、取得価額は非公表。

 南海電鉄は現在、明光バスの発行済み株式の17・6%を保有。今回の追加取得により、株式保有数は約87万株となり、出資比率は72・9%となる予定。

 同社は中期経営計画「共創140計画」において、「ツーリズム関連事業の強化」を掲げている。同社が観光関連の経営資源を有する和歌山エリアで、滞在、周遊型ツーリズムの促進を目指す「和歌山エリア戦略」を策定。新たな事業の探索を行っている。明光バスの子会社化により、南海電鉄グループの事業拡充、和歌山エリアを中心としたツーリズム関連事業の展開の加速を図る。

 明光バスは和歌山県田辺市や白浜町などで路線バス事業を営むほか、大阪や東京と白浜町を結ぶ高速バスなどを運行。従業員数は87人。

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